さいたま市民ネットが取り組むハッピーさいたまプラン(HSP)のひとつ「シルバーeスポーツ」が令和元年9月4日付の良識紙「夕刊フジ」9面で紹介されました。

マスコミ報道は、日経・読売新聞に続く3紙目です。

「シルバーeスポーツ」とは、市民ネットが世界で初めて考案した、テレビゲームを利用したシルバー世代が楽しめる、全く新しい生きがい健康づくりスポーツです。

さいたま市から全国・世界へ発信する、人生100年時代の必須アイテム 「シルバーeスポーツ」にご期待下さい!

世代を問わず、皆様のご参加をお待ちしています。

夕刊フジ 記事本文

「高齢者だからといって、楽しみは囲碁将棋ばかりじゃない!」と気勢を上げるのは「さいたま市民シルバーeスポーツ協会」の事務総局長を務める水野臣次さん(62)。

「新たにシニアを迎える層は、かつてインベーダーゲームに夢中になった世代。近年注目度の高いeスポーツと相性がいいんです」と語る。シニアのスポーツがゲートボールのみという時代は過ぎ去りつつあるようだ。

彼とほぼ同世代の筆者も、1970年代末、大学そばの喫茶店で体験したくち。水野さんは「100円玉を30個ほど積み重ねて挑戦したもの。セールスの行き帰りにさぼって遊んだ人も多いはずです」と遠い目になる。

そのスペースインベーダー誕生40周年の昨年、水野さんらは「さいたま市民シルバーeスポーツ協会」を立ち上げた。「あの頃夢中になった中高年は、コンピューターゲーム、ビデオゲームを使う対戦型ゲームであるeスポーツとも親和性が高い。その層に特化して普及展開させるために設立しました」という。

まず、さいたま市内10区の公民館などにアプローチし、中高年にも親しみ深いファミリーコンピュータのソフトとコントローラーを設置するよう働きかけるという。「施設にモニターはありますから、これでeスポーツコーナーが出来て、楽しめる土壌が整います」とのこと。

モニターに向かい、コントローラーを作動して遊ぶことは、指を細かく敏捷に動かし適度の刺激にもなる。結果、筋力保持の効果も期待されるという。「昨今、単身の高齢者も多くなっています。公民館にコーナーができれば、新たなコミュニティにもなります」と水野さんは指摘する。

現在、水野さんらは、月に1回、市の公共スペースで定例会を持っている。会では、60代から80代までの会員さんが、大きなモニターに向かい、器用にコントローラーを操作して、ファミコンを楽しんでいる。筆者も何十年ぶりかに触ってみた。画面の上方から来る敵の攻撃を遮り、戦車を銃撃するのだが、恥ずかしいことに、コントローラーがうまく操作できない。10歳以上年長と思われる会員さんに「左右の動きはこのボタン、始動がここで、弾を発射するのがこっち。この3つだけ覚えてください」と叱咤激励されつつ画面に向かう。10数分トライして、やっと感覚がわかってきた。いつのまにか画面に向かい「行くぞ!襲撃だあ!」と叫んでいる自分に気づく。

水野さんはニヤニヤしつつ、「熱が入るでしょう。今後は10区に1つづつチームを作り、さいたま市のリーグを設立したいんです」と語る。チームは中高年を主体にしつつ、元来eスポーツになじみのある若者層も取り込み、世代を超えたコミュニケーションを図りたいと前向きだ。「シニアと縁の深い介護の会社や葬儀会社などにもスポンサーについてもらえれば……」と夢はとどまるところを知らない。

将来的には、体の不自由なシニアでも容易に使えて、片手だけで操作できるコントローラーや、中高年向きのゲームを開発するようゲーム会社にも働きかけたいと意気ごむ。ゆくゆくは中高年層の国際大会開催もめざしたいそう。

かつて脳出血を患って、左半身不随を体験したという水野さんが語ると、よりリアリティを感じる。

(矢吹博志)

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