さいたま市民フランス友好協会は、日仏会館創立百周年記念イベント「日仏文化交流に尽力した作曲家たち」(東京文化会館、1月29日)に招待されました。

このイベントを、友好協会副会長でオペラ歌手の細沼初美(市民ネット女性局長)がレポートします。

『日仏文化交流に尽力した作曲家たち』の催事に参加するまでは、フランスのクラシック音楽を鑑賞するものと思い込んでいましたが、フランスで音楽を修学した日本人が作曲家となり、曲を披露するコンサートでした。

フランス独自のクラシック音楽が生まれたのは1800年代後半で、一般市民も楽しめる印象派とよばれる芸術運動とともに発展した。名だたる作曲家は、エリック・サティ、クロード・ドビュッシー、モーリス・ラヴェル、カミーユ・サン=サーンス、ジョルジュ・ビゼー、エクトル・ベルリオーズ、ポール・デュカス、ジュール・マスネですが、名を知らずとも曲を聴くと記憶にある音楽かと思います。

さて、同催事で、彼らの作曲方法を日本人がそのまま踏襲しているか否かと言うと、その通りではありませんでした。ひと言で感想を述べると、演奏者は雅楽あるいは歌舞伎の味わいがあり、尺八の音色を思わせる日本らしさが浮かぶリズムとエネルギーが感じられました。」