3月22日、NPO-SCNさいたま市民ラオス友好協会は、ラオス人民民主共和国の首都ビエンチャンと、さいたま市の水道協力30周年を祝し、駐日ラオス大使館(東京都港区西麻布)を表敬訪問しました。
【大使館側の出席者】
特命全権大使 フォンサムット アンラワン 閣下
参事官 ソンポン ルアンタコン 氏
書記官(通訳)スリデート セングマニー 氏
【協会側の出席者】
顧問 髙木功介(埼玉県議)、顧問 谷中信人(さいたま市議)、会長 西森勢、理事 戸井田洋、参与 井上豪
西森会長は、大使閣下に表敬訪問受け入れの謝意を示した後、本協会が平成24年(2012年)に、皇太子徳仁親王(今上天皇)ラオス初訪問と首都ビエンチャンとさいたま市の水道協力20周年を記念して設立し、6つの方針(※)を掲げて活動を推進していることを伝えました。
※さいたま市民ラオス友好協会6つの方針
①ラオスとさいたま市との観光・文化・芸術交流を促進
②ラオスの観光・文化・芸術を市民に広報
③ラオスとさいたま市の水道事業協力を市民の側から支援
④ラオスへの旅行を市民に推奨
⑤ラオスの首都ビエンチャン市とさいたま市との姉妹都市提携を推進
⑥在日ラオス人およびラオス人留学生と交流し、日本・さいたま市での生活支援
大使閣下はこの話しを受け、本協会のこれまでの活動に謝意を示しました。
本協会の出席者全員の自己紹介のあと、 二人の顧問がそれぞれ、議会でのラオスに関わる活動報告をしました。
谷中信人顧問より
①ラオスとのオンライン国際交流
②さいたま市の水道協力30周年イベントの実現
③ラオスフェスティバルへのさいたま市の協賛
以上の三点を市長へ要望中。
この他、(一社)日本有機農業普及協会(JOFA)の農業プロジェクト(生産性向上)について、情報提供しました。
髙木功介顧問より、「埼玉県議会日本・ラオス友好議員連盟」の創設の検討段階であることを報告。
最後に特命全権大使 フォンサムット アンラワン閣下は、日本とラオスの展望を二点、協会に伝えました。
①日本に留学する学生たちへに奨学金の充実を(官民問わず)日本に期待をしたい。
②ラオス人民民主共和国は土地が多く農業に向いているため、 本国にオーガニック農法を積極的に導入したい。
(文責:国際局長 西森勢、写真提供:井上豪)
平成4年(1992年) からの、ラオスとさいたま市(旧浦和市)による水道協力の一滴の水は、30年を経て大きな清流となり、ラオス国民の生活に役立っています。