公益財団法人日仏会館新年パーティーに参加
1月30日火曜日、明治記念館にて日仏会館新年パーティーが開催された。 中島厚志理事長と駐日フランス大使フィリップ・セトン閣下のご挨拶に始まり、同会館・フランス国立日本研究所トマ・ガルサン所長の乾杯のご発声の後、各団体との懇親の場で、さいたま市民フランス友好協会役員も親睦を深める事が出来、有意義なひとときを過ごした。
中島厚志理事長のご挨拶(抜粋)
私ども日仏会館は、新たな100年に向けた歩みを始めておりますが、近年、日本においてはフランスへの関心が必ずしも拡大していないといった状況が窺えます。これはフランスに限らず、ドイツなど他の欧州諸国にも同様の傾向が窺えるのですが、グローバル化の進展に伴い、多様な文化や価値観に触れる機会が増えている中で、フランスへの関心が高まっていないとすれば憂慮すべきものでございます。
このような状況にあって、とりわけ日仏会館は日仏間の学術・文化交流の促進を使命としております。この使命のもと、日仏両国が相互に有する知的資産や文化をより深く理解し、その価値を共有できるよう、引き続き尽力してまいる所存でございます。特に、日仏会館は人材交流の促進にも力を注いでおりますので、この面からも学術的・文化的な相互理解の深化に努めてまいります。
また、日仏会館では、長年にわたり蓄積してまいりました学術・文化交流に関する知見を広く活用し、今後に継承していくため、イベント等のデジタルアーカイブ化を推進しております。この取り組みの一環として100周年記念事業において寄付を募らせていただいたところ、多くの方々より約700万円に上る温かいご支援を賜りました。おかげをもちまして、当会館のホームページを全面刷新させていただくとともに、日仏会館発行の「日仏文化」のデジタル化も引き続き進めることができております。ご支援を賜りました皆様に、この場を借りまして改めて深く御礼申し上げます。
日仏両国が学術・文化の分野において相互理解を一層深め、多くの人々が交流を通じて新たな価値を見いだし、創造していくことに貢献することが、日仏会館の使命でございます。新たな100年のスタートラインに立って、日仏会館としてはその役割を一層果たしてまいる所存でございます。