さいたま市とご縁のあるフランスとの友好を「経済面」からも深めましょう!
【さいたま市民フランス友好協会】在日フランス商工会議所(CCI France Japon)は、在日フランス大使館後援のもと第7回「日仏ビジネスサミット」を、2024年12月3日(9:30 ~ 18:30)を日経ホールで開催した。2024年は「変わりゆく世界のなかで、より良い未来を創造する」をテーマに、著名なスピーカーによる講演やパネルディスカッションなどに加え、約1000人近い来場者がランチやコーヒーブレイク、またカクテルを通じた活発でハイレベルなネットワーキングが行われた。
石破茂内閣総理大臣のメッセージの代読で始まった「日仏ビジネスサミット2024」は、15の主要テーマを様々な角度から取上げるプレナリーセッションやカンファレンスを通じ、日仏の優れた点や共通する点、また経済・商業関係の強化といった課題などが議論された。「より良い未来の創造」といった点で、「持続可能性」「ウエルビーイング」といった認識を共有するゆえか白熱した議論はあまりみられなかった。ただ生成AIの活用やスタートアップの交流はすでに日仏間で具体的な取組が言及されるなど、回を重ねるごとに日仏の関係は緊密になっていく感がうかがえた。
個人的には、会場ロビーに出展された日仏の企業ブースでの試食と、サミットの最後を飾った「より良い明日に向けた協力関係」のテーマのパネルディスカッションで日仏の協力関係について、パネラーの一人のフランス国民議会議員・オーラン国会議員のオリヴィエ・ベシュト氏が、自らの体験を通じて「所詮は人間関係から始まる」といったことが強く印象に残った。(レポーター 宝坂健児)